夏庵`s nest

nest [nest]
1(鳥, 虫, 魚, 小動物の)巣, 巣穴.
2居心地のいい場所, 休み場所, 隠れ場所, 避難所.

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「ウエストサイドストーリー」と「サウンドオブミュージック」
昨日、ミュージカル映画の話題をエントリしたら、今朝になってこのニュースを知りました。

ロバート・ワイズ監督が死去

日本でも最も人気の高い二大ミュージカル映画を両方とも監督されてる方です。

故人を偲んで今日はこの二大ミュージカル映画の話を。

ウエスト・サイド物語
ウエスト・サイド物語
サウンド・オブ・ミュージック プレミアム・エディション
サウンド・オブ・ミュージック プレミアム・エディション


「ウエストサイドストーリー」、「サウンドオブミュージック」このふたつの作品にはいくつかの共通点がありますよね。

•まず、同じ映画監督の作品だということ。
•そして、どちらも舞台作品のオリジナルがあり、それの映画化だということ。
• そして、脚色も同じアーネスト・リーマンの作であるということ。
• 舞台版との違いを明確にするためにか、どちらもその背景となる場所で大掛かりなロケ撮影を行っているということ。
• 結果として大きな予算を次ぎこんだ大作映画であるということ。
• しかし、当時のマネーメイキングスターは出演しておらず、これからの若手スターを起用しているということ。
• 結果として当時でも非常に大きな評価を得て、たくさんのオスカーを受賞し、映画史的にも重要な位置を占め、今なおたくさんの人に愛されている作品だということ。

この二つの作品の多くの共通点があることは、まったく違うテーマ内容を扱った作品であるにもかかわらず、不思議と同じようなテイストを両作品から感じさせます。
それは「若さ」「瑞々しさ」「はつらつさ」「自由」「開放感」というような感覚、どうも言葉にすると陳腐な単語ばかり出てきてしまうのですが。
そうした感覚というのはこの二つの作品が、成熟しきったスターシステムの支配するショウビズ界とは無縁の場所にあるミュージカルということに由来しているのでしょうか。
そして、その感覚こそが、映画としてのミュージカルの新しい形として、当時のそして今でもたくさんの観客に広く受け入れられている要因なのでしょうね。

それ以前のミュージカル映画は、スターの個人芸にその魅力の多くを負っていたわけですよね。
フレッド・アステアしかりジーンケリーしかり、はたまたジュディー・ガーランドしかりです。
何よりもダンスシーンをいかに見せるか。それにつきます。
それを「ウエストサイドストーリー」のダンスシーンは、はっきりとミュージカル映画のダンスを個人芸から群舞、アンサンブルの美しさへと方向転換させてしまいました。
「サウンドオブミュージック」ではダンスシーンと呼べるようなシーンさえない。物語とテーマが、まずありきそれを彩るための歌がある。

アレですね、「バンドワゴン」の物語とちょうど反対ということですね。
「バンドワゴン」では落ちぶれたミュージカルスターが図らずも新時代の舞台演出家の手で、物語、テーマ、新演出を施した舞台をやるのだが、結局それに失敗して、昔ながらのレヴューショウを地道に重ねて復活をする物語。
その後のミュージカル史を考えるとなかなか皮肉な物語ですね。

えーっというか、こんな話をするつもりではなかったんだ。
要はこの二つの作品を僕がどう思うかということで、結論から言うと、「ウエストサイドストーリー」はあまり好きくない。
「サウンドオブミュージック」は大好き!
なんですよ、実は。

つまり、「ウエストサイドストーリー」は新時代のミュージカルであり、ミュージカル映画なら「トップハット」が最高!の人にはやっぱり少し眉を顰めたくなる映画でしょ、なんか全体に薄汚い映画だな、みたいな(笑。

そういう意味では「サウンドオブミュージック」はもうミュージカルでなくて、ただの音楽映画であるわけですね、僕にとっては。
歌も大好きな歌ばかりだし(ドレミの歌?エーデルワイス?!まさか!!)ジュリーアンドリュースも魅力的だし何よりザルツブルグの風景の美しいこと!
ハイ、解かってます、えーちょっとばかり甘すぎる、深みにかける映画であることは解かってます、人生こんなきれいなことばかりでないことは重々承知の上です。でもまあ、映画だからさー、こうゆう美しいだけの世界もありじゃないかと。(そういえば僕木下恵介の「二十四の瞳」も好きだったりする、ちょっと問題ありですね。)

もうひとつこの二つの映画には共通点があって、それは空撮から映画が始まるところ。
いかにもロケ撮影ですーというところをみせたいんだろうなという絵だけれども。
どちらの映画でも意外とこのオープニングが一番かっこいいな、なんて思ってたりして。


僕のパソコン机の前にはサウンドオブミュージックと気狂いピエロのポスターがはってある。
ナンダその組合せ。


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