夏庵`s nest

nest [nest]
1(鳥, 虫, 魚, 小動物の)巣, 巣穴.
2居心地のいい場所, 休み場所, 隠れ場所, 避難所.

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レッド・ツェッペリン
「大人のロックを考える」−


 70年代を代表するミュージシャンといえば,まず上がるのは「レッド・ツェッペリン」の名前だと思う。
70年代ロックというよりも、ロックという言葉そのものを象徴するようなバンドといってもいいかもしれない。

 どちらかというと70年代ハードロックはそれほどまじめに聞いていない僕だけど、ツェッペリンはやっぱり別物。
 何の留保もなしにすべてのアルバムが大好きである。




 僕は1965年生まれ。洋楽を聴き始めたのが78〜79年ぐらいから、つまり中学生になってからだから実を言えば70年代ロックというのは全部後追い、なわけですね。
 僕が一番音楽に夢中になっていた頃は、どちらかというと70年代に活躍した大物バンドはほとんどオールドウェーヴといわれてバカにするみたいな風潮がったように思う。
 ただそういう言い方があったのは、やはり70年代の大物バンドというのはそれなりにまだ影響力もあり大きな存在として認識されてたがゆえと言うこともあるのだろう。
 多くのバンドが解散、活動休止になり、また多くのアーチストが時代に合わせた楽曲を提供することで復活し、ロックミュージック(を含む若者向けのPOP)が巨大産業として、作り手にも聞き手にも否応なく認識され、そのことが音楽以前の大前提として成立してしまった時代、そんな時代が僕が一番ロックに夢中になっていた時代でした。



 僕が洋楽を聞き始めたころと、ツェッペリンとの最初の出会いはほぼ同時期だろうか。
 ただあの頃、あの年代での半年間のずれというのはかなりのもんだから、 今僕が憶えてる感じだと洋楽というものをFMとかで聞き始めて、どうやら日本のフォークやらニューミュージックと呼ばれるものより、こっちの方がかっこいいみたいだぞ、と認識しはじめてからだいぶ経っていたような気もしてる。
 そして当時、それはやっぱりすごいビッグニュースだったのだと思う、あの、レッド・ツェッペリンが3年半の沈黙を破って、ニューアルバムを発表するというのは。

In Through the Out Door
In Through the Out Door

 そして、日本でのシングルカットは「フール・イン・ザ・レイン」なのだった(笑。
 この「フール・イン・ザ・レイン」という曲は、それまでなんとなくハードロックというものを食わず嫌いしてた僕(なんせ当時はかなり大人しい優等生的な人物であったので、これでも)でも、「あ、なんかこの曲いいナー」と思わせる感じがあったのですね。
 まあ、後から気づけば、まるで、らしくない曲だったりするわけですが。 それから、あの茶色の紙に包まれた、六種類のジャケット、ってのも、妙に中学生の購買欲を誘ったんでしょうな。
 この曲(国内盤のシングルを買い)とこのアルバムが(さらにLPまで買った!)僕のツェッペリン原体験であり、その後、当時まだ渋谷陽一氏が編集していた「ロッキング・オン」を「ミュージックライフ」と一緒に(すげぇ組み合わせ)購入し始めたのもこれ以降だったナと思うとやはりここらへんが、僕のロック原体験でもあったのか、とも思う。
 それゆえに、このアルバムに関しては、リリース直後から現在に至る「これで、ツェッペリンはもう終わった」的な酷評の嵐に涙しながらも、僕はひっそりと愛聴していたのであった。


 今聞くと、ジョン・ポール・ジョーンズのシンセの嵐には若干たじろぎはするものの、それほど悪いアルバムでもない。
 結構、それぞれの曲は結構面白いものが揃ってる。
 1曲目から3曲目までの流れは結構カッコイイと思う。
 けど、「ホット・ドッグ」は僕が買ったシングル盤のB面だったのだが、あんまり好きじゃなかったな。向こうでは、これがシングル曲で、しかも本国イギリスではこの曲がツェッペリンの、それまでのキャリアの中で、唯一発売したシングルだと聞いて大変驚いた覚えがアル。(いや、これはホントかどうかわかりません、確かそんなことを何かで読んだ気がするのだけど)
 「クラウズ・ランブル」もシンセの音はかなりお寒いものの、悪くない曲だと思う。
 最後の2曲はちょっとロバートプラントの歌が気色悪いなと思っていたら、その後の彼のソロ活動がまるっきりそういう路線だったので笑った。

 ともあれ、このアルバムに関してはなんか新しいことやってやるぜ、みたいな新しい挑戦への意気込みというよりは、ちょっとまだあんまり調子でないんで、ここらへんでどうかひとつ今回は勘弁してもらおうかな的な大人の余裕(笑)を感じさせるというか。
 そこら辺が逆にリラックスして聞けるなぁ、なんて気もするんですけど、大人のロックとして(笑。


 えーと、長々と「イン・スルー・ジ・アウトドア」擁護論を展開してきましたが、何もこれがツェッペリンのベストだ!などと強弁するつもりはぜんぜんない。
 僕もやっぱり一番好きなのは、「プレゼンス」だし、次点で「フィジカルグラフティ」とか。(意外と当たり前)
 あと、個人的にすごく好きなのは「コーダ」。
 彼らの最終スタジオ作品というよりもボンゾへの追悼盤という形になってしまうのはしょうがないと思う。でも、それゆえにボンゾのドラムのものすごさ、圧倒的なグルーヴに打ちのめされる感じだ。
 やはり、彼らのサウンドの比類なき存在感はこのリズムの上に積み上げていくことで初めて成立できたのだなと思う。

Presence
Presence



Physical Graffiti


Physical Graffiti
Coda
Coda



 2003年に出た、ライブ盤、実はまだ聴いてない。かなりのボリュームなんで未だ手を出しあぐねているというか。
 出た当時も絶賛の嵐だったんで聴いとかなきゃな、とは思ってるんですけど。


| music | 07:49 | comments(4) | trackbacks(1)
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| - | 07:49 | - | -
コメント
僕も一番よく聴くのは『フィジカル・グラフィティ』『プレゼンス』かな。「ロック」という言葉から連想される音の完成形という感じがします。そういやあのジョン・ライドンも『フィジカル…』が一番お気に入りらしい。PILの後期ロック・サウンドからするとそれも納得ですね。
あとすごく好きなのが『聖なる館』。雨の日というと“レイン・ソング”が聴きたくなって仕方がない。ここ四半世紀ぐらいずっとそう。今急に思い出したけど『ゴルゴ13』の1エピソードで、敵に捕らえられたゴルゴがヘッドホンで轟音の“聖なる館”を聴かされる…という拷問を受けるシーンがあったんだよな。それがアルバムの方なのか、それとも『フィジカル…』に入ってる曲の方なのか、未だに気になってます。
おととしに出たライヴはすごいですよ。CDで聴いても感動しますがDVDオーディオ盤はもっとぶっ飛びます。ウチのショボい5.1チャンネルシステムで聴いても、ボンゾのバスドラの音で床が抜けそうになりました(マジ)。CDならもうTSUTAYAに置いてあるよね? 今から借りに走れ!(笑)
| riwasaki | 2005/11/26 12:58 AM |
>riwasaki君
そう、「聖なる館」もいい。「レインソング」、わかります。
正直、どれも好きなんだよな「掘廚任気相当好きだもの。
ライブ盤は実は買おうかどうしようか、ずっと迷ってて。そうだよ、もうレンタルもでてるんだけどなぁ。
とりあえず、TUTAYAに走ることにします(笑。
| 夏庵 | 2005/11/26 8:03 PM |
TBありがとうございます。レッド・ツェッペリンを初めて聴いたのは、確かシングル、それも「コミュニケイション・ブレイクダウン」だったと記憶しております。

| Cottonwoodhill | 2005/11/29 9:36 PM |
>Cottonwoodhillさん
いえいえ、こちらこそ。
HPのほうも拝見させていただきました。
洋楽全般、いろいろな角度で取り扱ってらっしゃるのですね。
今後も参考にさせていただきたいと思ってます。
| 夏庵 | 2005/11/29 10:13 PM |
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| Cottonwoodhill 別別館 | 2005/11/25 7:48 PM |
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