夏庵`s nest

nest [nest]
1(鳥, 虫, 魚, 小動物の)巣, 巣穴.
2居心地のいい場所, 休み場所, 隠れ場所, 避難所.

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「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ
「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ
「競争相手は馬鹿ばかり」の世界へようこそ
金井 美恵子


不愉快なタイトルだよなぁ。
もはや無敵ですね。
あんた、何様だよ、といいたくなる。
内容だってどんだけ映画見てるか、小説読んでるか知らんが、そりゃあんた、それが商売だからな。そりゃ、「競争相手は馬鹿ばかり」かもしらんが、それはあなたの「ジャンル内」での話であってさ、例えばさ、この本の中でも赤塚不二雄が好きなのだ!とかいってる文章なんかさ、かなり痛いよー、いまどき赤塚不二雄とか、東海林さだおの漫画とかでギャグ漫画とかまで解かったふりされてもねぇ。
映画に関しても、黒澤明のげっそりする野暮ったさとか、しょせん、フェリーニ、という言い方もまあ、ある程度、そのとおりだし、(もちろん僕はどちらの監督の映画も大好き)ルノワールやら、ゴダールやら、ロメールやらのご贔屓の監督たちの作品を語る文章の素晴らしさは、そうだっけ、この映画ってそんなに良かったけ?とさえ思ってしまうくらいだけど、確かに黒澤映画最高、やっぱりフェリーニですよねっていっちゃう映画ファンて馬鹿に見えるのは仕方ないけど、それでゴダールだの、ルノワールだのって、バランスのつもりなのか、マキノだの雷蔵っていうのも、そんなの、ただのスノッブじゃん!っていわれても仕方ないよな。

正直この本で語られてる、小説とか、映画とか、1/3ぐらいしか読んだり見たりしてないし、だから基本的に何の話してるのか良くわかんないという前提があるうえに、嫌味で、ひねくれてて、エラそーで、スノッブで、読みづらくて、意味が解からなくて、何度も同じとこ読み返したりするからやたらと読むのに時間がかかって、まるで自分が「馬鹿!」といわれてるような文章ばかりなのに、なんでこんなに面白いのだ?この本。

金井美恵子の文章を読む快感としかいいようがない。
ただ、それを読むだけで、気持ちがいいのだ。
小説でも、この本に収められてるようなエッセイでもそれは一緒で、この本に納められてるルノワールの「フレンチ・カンカン」の映画評だとか、石井桃子の諸作に対する書評とそこから紡ぎだされる少女の頃の思い出だとか、を読む気持ちよさ(テキストの快楽?いやそんな下品な言葉でなくて、ただ気持ちいい)というのは、やはりなんといっても金井美恵子は特権的な作家ではないかと、勘違いせずにはいられないし、そりゃ、あんたからすれば周りの人間なんて馬鹿ばかりだろうさ、と納得せざる得ないのでした。
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