夏庵`s nest

nest [nest]
1(鳥, 虫, 魚, 小動物の)巣, 巣穴.
2居心地のいい場所, 休み場所, 隠れ場所, 避難所.

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小田扉的、世界。
団地ともお 6 (6)
団地ともお 6 (6)
小田 扉

江豆町―ブリトビラロマンSF
江豆町―ブリトビラロマンSF
小田 扉


小田扉的、世界に悪人はいないのか、といえばいないこともないのだろうけど、そんなことをことさら描いてもつまらないから、まるでいないようにさえ,みえるとしかいいようがない。
面白いのは人の善意の行動である。
良かれと思って(他人にとってか、自分にとってか)する行動の馬鹿馬鹿しさであり、周りの動きに巻き込まれてなんとなく動いてしまう運動のしみじみとした味わいである。
サザエさんや、ドラえもんには当たり前の話だが、ある種の悪意が横溢していてでもそれはある程度巧妙に隠されていて、作品にある種の深みを与えるにはどうしても必要なエッセンスと意識されて、ちゃんとそうと知れないように織り込まれていくわけだが、これがアニメになるとそういう部分はすっかり取り払われてしまうのだけど、漫画にははっきりと意地悪な視点があるわけだ、なんせ長谷川町子も藤子.F.不二雄もお洒落さんだからね。(藤子のAのほうはおしゃれじゃないもんで、ブラックユーモアなんてものを描いて悦に入ってる)。
小田扉的、世界を、サザエさん的、もしくはドラえもん的、世界と比べてもあまり意味はないのだけど、それらのスタイリッシュに抑制された世界に比べて、小田扉的、世界に、ただそこにあるのは、ただの善意だ。
なぜなら、悪意とか悪いことは当然世界の前提としてそれはあるのだけどそんなことことさら描いたりしない、なぜなら面白くないから、気分良くないし。
もちろん、現実世界が善意がただ善意としてそこにある、という状態をなかなか許してくれないから、小田扉的、世界は何か非現実的なゆがみ方をしているのは確かなのだけど、ゆがんでるならゆがんでるなりのやり方でただそこにある町。
そんな町が主人公の漫画が「団地ともお」であり、「江豆町」なわけで、その町の人々は、誰もがまるでいい人みたいだけど、善良かもしれないが優良ではない人ばかりだ。
優良であるかないかは、仕方ないことだからね、といわんばかり。
善良であることを笑いものにするのでなく、善良であることが、すごく面白いのではないかという漫画って面白いと思う。
うーんと、上手くいえないけどなんかそんな感じの漫画、なのか?
| 漫画 | 09:19 | comments(0) | trackbacks(0)
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