夏庵`s nest

nest [nest]
1(鳥, 虫, 魚, 小動物の)巣, 巣穴.
2居心地のいい場所, 休み場所, 隠れ場所, 避難所.

<< この2ヶ月(3ヵ月?)ぐらいで読んだと思う本や漫画。(続) | main | 男には向かない職業(男の子ならさにあらず) >>
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | -
食べることや、生きること。
 気がつけば随分と酷い有様になってるんだ、その、毎日の食べるものが。
 いや世間一般の話じゃなくて、僕個人の話ですよ。
 だけど、世間一般というものがそれほど関わり無いかというとそうでもなくて、つまり僕にしたって、世間並みだってこんなものだろうとなんとなく思い込んで、安心してるのだが、世間並みがこんななら世間も随分でたらめなことをして日々を生きながらえてるのだなぁと改めて思うがどうだ、という話です。
 だから例えば、一日のうち一食は揚げ物のおかずのご飯だったり、ファーストフードのお店やコンビニ飯がかなりの頻度で登場したり、考えてみたら野菜なんかさーほとんど食べてないや、(「一日分の野菜」なんて書いてある野菜ジュースを「詐欺だ、不当表示だ!」と思いながらもつい飲んじゃう)なんてのはあたりは当たり前だろ?ね、ね、なんて世間の皆様にも同意を求めたくもなるのだけど、夜の八時以降に平気で2食喰ってたり、そんなだから、朝起きても食欲いまいちで、午後の二時過ぎまで何も食べてなかったりの食事時間の不規則っぷりは職業病ともいえるのだけど、そもそも食べるものにあんまし美味い不味いという考え方を持ち込まなくなってきた、目の前にそれがあれば喰うし、つまり目の前にそれが出てくればいいやという考え方が毎食の食事の基本になってるのは、そーとーヤバイなと、それも職業柄思うわけだが、だけど職業柄そーなってしまうということもあるわけで。
 いやね、板前なんかさ、自分の食べる物に関してはホントぞんざいですよ、びっくりするくらい。食の現場で仕事してる人ほど、だんだんと食への興味を失って言ってしまう構造というのはあるんだな、大仰なようだけど巨大産業としての食べ物という側面にずっと触れていると。いやでも、えっと、そっち方面の話にそれてくと長くなる、それに今回僕が言いたいのはだからもっと「良い食事」をしましょうって話じゃなくてね、「スローフード」とかそういう話でもまして無く、そういう日々のね、あまり考えのないというか、惰性の食事でも、三度三度のご飯の楽しみというのはあるわけで、いわば「ダメ食」の快楽っていうのも、なんだかあるんだよな、やっぱり。
 だって、「揚げ物」好きだもの、自分。
 へたすると店の賄いで、アジフライとメンチ食べて、深夜家に帰る途中でコンビニで唐揚げ弁当買ってたりするからね。
 あと、「立ち食いそば」。大好き。
 田町駅周辺には妙に立ち食いそばの店が多く、しかも2軒、かなりレベルの高い「立ちそば」の店がある。ダメ、もーあの出汁の香りでダメ。たまんなく引き寄せられちゃう。いや、ほんと東海林さだお並に立ちそばグルメな自分がいるわけです。なにを頼むか?わかめだ、山菜だ?ふざけるなといいたい。もちろんかき揚天ぷらそばである。(コロッケそばも意外と好きよ)
 そういったものが、ほんとに美味しいのか?といえばもちろんそうじゃないのだけど、美味しいもの、あるいは正しいものばかり食べて生きてくわけにはいかないというのもなんか当たり前に思うし、食べること、そのものがやはり切実に生きていくことであるなというのも実感する。
 つまり、今の自分の生きていく方法は店の賄い、コンビニ、ファーストフードのお手軽飯に依存せざる得ない生き方をしてるわけで、そのことに関してはまあ、いろいろと思う事もある。
 でもそれより、「なーさー、不味いモンてさ、なんか、うまくね?」となにげに小さな声で言ってまわりたいような気分でもあるんだな。
 不味いモンてさ、美味いのよ、意外と。

 「おい、ぴーたん」って伊藤理沙のまんががあって、まあ、かなりデタラメなグルメ漫画ぶりなのだが、考えてみれば食べ物を扱ってるからって別にグルメ漫画である必要はないわけだが、あらゆる食べ物漫画が結局はいかにそれが美味いか、という一点に集約されざる得ないのに比べて、「まあ、それが美味いどうかはともかく」という食べ物漫画でありながらそれに対するぞんざいな取り扱いはそれだけである種の小気味よさがあるんだけど、それが単に美味しいそうに食べ物が描けない(笑)という純粋に画風の問題に由来するのでなく、ただ当たり前に、食い物の美味い不味いって結局なにを食べるかじゃ無くて、どう食べるかでショ、って言うごく単純かつ明快な哲学があるからで、単に「あー美味いもん食いてーなー」というグルメな発想の想像力の無さに、別にアンチを唱えるといのではないのね。
 それは大森さんというデブで不細工で、グルメ薀蓄野郎のくせに何故か男前という人物をほぼ主役(というか狂言回し?)にしていることでもかなり太っ腹な感じのする漫画なわけです。
 で、作者の伊藤さん、おそらく荻窪住まいなんでしょうね。
 この漫画に出てくるお店の多くが荻窪に実在してて、それぞれのお店がどういうお味なのかっていうのも、ほとんど解かってるもので、いやそれは面白いよね、僕の場合。
 だから、この漫画のファンであそこのお店ってどんなモンだか行ってみたい!なんて人がいたら教えますよ、ホントに。
 ただ、この漫画読んだ人が誰でも経験したいと思ってる「デキていく寿司屋」。
 これはさすがにどこだかわかりません。(逆にあの店は、あそこがモデルだと思う、って人がいたら情報求む!(笑))

 で、こんな漫画でも読みながら、コンビニの唐揚げ弁当をビールで流し込むのも、これはこれでなんだかしみじみと、食べることや生きることだなあと思ったりしてるこの頃だったりするんです。
 



おいピータン!! 1 改訂版 (1)
おいピータン!! 1 改訂版 (1)
伊藤 理佐
| 漫画 | 02:04 | comments(0) | trackbacks(0)
スポンサーサイト
| - | 02:04 | - | -
コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
http://gure720.jugem.cc/trackback/582
トラックバック
CALENDAR
S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
PROFILE
RECOMMEND
RECOMMEND
GALAXY
GALAXY (JUGEMレビュー »)
クレイジーケンバンド, FIRE BALL, PAPA B
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
LINKS